イタリアに来てから、テレビはサッカー一色、な日も多い。
なぜなら、家族がみんな見てるから。
イタ夫の実家では
2台あるテレビで違う試合を流していたりもします。。。。
家の中を行ったり来たりですね。
どんだけサッカー好きなんだ。
と、驚くほどです。
ケーブルテレビのサッカーチャンネルは
あ~でもないこ~でもないと、
1日中、サッカーの試合について談義してたりもします。
理屈っぽいです。
でも、テレビ見てるほうがもっと理屈っぽいっす・・・・・・
あ~でもない、こ~でもない・・・・・
たまにケンカとか始まるし。
あのファールは間違いだ、とか、
あのパスはミスだった、い~~やっ正しかった!、とか。
どうしてミスなのか、それは あ~でもないこ~でもない。
どうして正しかったのか、それは あ~でもないこ~でもない・・・・・・
君たちがそれを理解し、反省してどうするんだ?的な。
とにかく、私も試合のあるときは毎回テレビで見ているので、
だいぶん選手とか覚えてきました。
日本人選手の長友さん。
おととい、インテルVSユベントスを見ていたら、
長友さんプレーしてましたよ。
解説者、
「ナガト~モがファールして、レフリーにつっかかてるの見たことある?!ないよねっ」
「ってゆうか、いつも速攻相手を起こすために手を差し出す。。。ありえない!」
と言われていましたよ。
「すっごいすばらしい教育」
とも。
ま、イタリア人、その他の国のプレーヤーさんたちは、
イエローもらおうもんなら、
*レフリーにつっかかる
*動物のようにほえる
*相手とケンカをはじめる
*はてにはレフリーとケンカをはじめる
*そしてたまにレッドになる などなど
長友さんはとっても紳士的です。
イタリアでプレーする上で、そんなに速攻ファールを認めてしまうのは、
もしかしたらチーム的にはNGなのでは?
とハラハラ心配になってしまうほど。
なぜなら
私もイタリアで同じようなことあるんです。
なんせ、イタリアでは、
結構言っちゃったモン勝ち、アグレッシブ勝ち、なこと多いので。
自分は悪くない、と言ってしまえば通ってしまうこともしばしば
(全部じゃないけど)
だから、すぐ謝るなっ(とくにいじわるそうな人相手に)と、
トクトクと説教くらったことあります。身内から。
でもついつい、
「あ、失礼!」
「すみません!」
と言ってしまうんですよねぇ。。。。
もしかしたら、長友さんも
最初のうちはかなりカルチャーショックがあったんではないかな。。。
なぁんて、息子のように心配してしまいます。
(向こうはキモいだろうけど)
紳士的な態度もたまに監督から怒られちゃったりしてないかな?
レフリーに対して
ファールじゃないよ、とものすご~~~いぃぃ自信ありげに大激昂とかしたら、
もしかしたらレフリー、
次のファールを大目に見てくれたりするんじゃないかな。
損してないかな??
とか、モロモロ。
ものすごい深読みしながら長友さんを見てました。
あとは、サッカーを見ていておもしろうのが
"見て!これファールだよね!!"転び。
誰も足ひっかけてないのに、
まるでひっかけられたようにものすご~~い遠くに転んでったりするヤツです。
選手によっては芸術的ですらあります。
ときには1回転ワザをはさんだり、
はたまた小石につまずいたかのようにさりげなさを装う場合も。
で、誰もが、その後、骨でも折ったかのような痛みっぷり。
転げまわったりもします。
これはもう演技力のガチンコ勝負です。
もちろん、ファールだと勘違いされた側は大激昂。
だけど、本当のファールやっちゃったときも常に
「ちが~~うっ!!」と大激昂してるから
イマイチ、どっちがうそついてるのかわかりづらい。
(おおかみ少年法則)
そして、レフリーはイライラして、これまた大激昂。
「お前らバカか?!」と。(言ってるかどうかは知りませんが)
今のところ、長友さんがやっているとこを見たことありませんが、
いつか、習得してくれることでしょう。
だって、こんな演技力勝負の選手のためにファールをとられ、
毎回毎回ごめんなさい、と手を差し伸べていたら
病気になっちゃうよっ!
こっちだって、たまにはがんばって演技勝負でいこうゼィ!
私も演技勝負がんばりろ~!
と、急に一流プロサッカープレーヤーに親近感を抱いてしまったわたし。
何様のつもりか。
なにしろイタリアンカップ、ヨーロピアンカップもあるので
日々がさらに楽しくなってきましたよ~~!!